こんにちは、lala-campingのオトとオカです。
50代になってから「キャンプを始めてみたい」と思っても、テントを立てられるのか、地面で眠って翌朝つらくならないか、道具を全部運べるのかなど、若い頃とは少し違った部分が気になるかもしれません。
でも、キャンプは重い荷物を背負って山へ入るスタイルだけではありません。車をサイトへ横付けして、座り心地のよいチェアを出し、景色を眺めながらゆっくり過ごすキャンプもあります。
私たちも夫婦でキャンプをしてきましたが、道具を増やせば快適になるとは限らないと感じています。それよりも、設営で疲れすぎないこと、夜にしっかり眠れること、翌朝の撤収まで余裕を残しておくこと。この3つのほうが、次もキャンプへ行きたいと思えるかどうかに関わってきます。
50代から始めるなら、軽さだけを追うよりも、設営の手間と睡眠時の快適さを優先するのがおすすめです。最初から本格的なキャンプを完成させる必要もありません。
【この記事で分かること】
- 50代のキャンプ初心者に合う始め方
- 設営で疲れにくいキャンプ道具の選び方
- 寝心地を優先した寝具とチェアの考え方
- 初キャンプで無理をしないキャンプ場選び
50代のキャンプは快適さ優先
50代からキャンプを始めるときに大切なのは、「初心者だから簡単な道具を買う」だけではありません。設営、食事、睡眠、撤収まで一泊全体を考えて、自分が疲れにくい形を作ることです。
軽さだけで道具を選ばない
キャンプ用品を見ると、「軽量」「コンパクト」という言葉が目に入ります。もちろん徒歩やバイクでキャンプへ行くなら、重量はかなり重要です。
しかし、車でキャンプ場へ行くなら話は少し変わります。1kg軽いことより、組み立てる工程が少なかったり、立ったまま作業しやすかったりするほうが便利な場合もあります。
例えば、小さなテントは軽く収納もしやすい一方、出入りするたびに大きくかがむタイプがあります。反対に少し重量が増えても、高さに余裕があり、入口が大きく開くテントなら、キャンプ中の動きはラクになるでしょう。
つまり50代のキャンプ初心者は、重量だけを見るのではなく、「持つ・運ぶ・組み立てる・出入りする」という一連の動作まで想像して選ぶことがポイントです。
道具選びで見るポイント
軽さだけではなく、収納サイズ、持ち手の有無、設営工程、テントの高さ、チェアの座面高なども確認してみてください。
夜に眠れることを優先する
初キャンプではテントに目が向きがちですが、私たちがかなり大切だと思うのは寝床です。
テントの床は思っている以上に薄く、そのまま寝袋を置いただけでは地面の凹凸を感じます。また、地面が冷えていると背中側から冷えやすいため、寝袋だけ豪華にしても快適になるとは限りません。
そこで、マットの厚さや断熱性を確認します。さらに地面から体を離して眠りたいなら、コットというキャンプ用ベッドも候補です。
50代になってから初めてキャンプをするなら、「できるだけ道具を減らして寝る」より、朝まで眠れそうな寝床を作ることを優先してよいと思います。翌朝ぐったりしてしまうキャンプより、気持ちよく朝を迎えられるキャンプのほうが、やっぱり楽しいですよ。
最初は車で行くキャンプが便利
キャンプにはソロ、徒歩、バイク、車中泊などいろいろな方法があります。その中でも50代から初めて挑戦するなら、車を使ったオートキャンプは始めやすいスタイルです。
車を横付けできるサイトを選ぶ
オートサイトとは、テントを張る区画の中やすぐ横へ車を停められるサイトです。
これが初心者にはかなり便利。テント、チェア、テーブル、寝具、クーラーボックスなどを駐車場から何往復もして運ばずに済みます。
また、使わない荷物を全部サイトへ下ろす必要もありません。着替えや予備用品などは車内へ残しておき、必要になったら取りに戻れます。
ただし、「オートキャンプ場」と書かれていても、すべてのサイトで車を横付けできるとは限りません。予約するときは「サイト内へ車を乗り入れできるか」まで確認してください。
👉オトのワンポイントアドバイス
初回ほど車をテントの近くへ置けるサイトが便利です。設営中に「あれを車に忘れた」となることは結構あります。荷物運びを減らせるだけでも、キャンプ場へ着いたあとの余裕がかなり違いますよ。
不安なら日帰りから始める
いきなりテントで一晩眠るのが不安なら、最初はデイキャンプでも構いません。
昼間だけキャンプ場を利用し、テントやチェアを出して食事を楽しんだら夕方に帰宅します。夜の寒さや寝具まで考えなくてよいため、確認することを減らせるのがメリットです。
購入したテントを実際に設営してみる練習にもなります。「キャンプ場ではどれくらい時間がかかるのか」「何を持って行けばいいのか」も一度経験すると分かりやすくなります。
コテージからでも問題ない
テント泊にこだわらず、最初はコテージやキャビンを利用する方法もあります。
昼間は外で食事や焚き火を楽しみ、夜は建物の中で眠るスタイルです。テント設営と寝床作りを省けるため、自然の中で過ごす楽しさを知ることに集中できます。
また、設備の整ったグランピングから始める方法もあります。キャンプとの違いについては、キャンプ初心者はグランピングもあり?違いと向いている人を解説でも紹介しています。
50代初心者のキャンプ道具
キャンプ用品は種類が多いため、全部そろえようとすると一気に荷物も費用も増えます。まずは「寝る」「座る」「照らす」を優先し、その後に楽しみたいことに合わせて増やしていきましょう。
| 道具 | 50代初心者が見るポイント | 優先度 |
|---|---|---|
| テント | 設営工程・高さ・出入りしやすさ | 高い |
| チェア | 座面高・背もたれ・立ち座り | 高い |
| マット | 厚さ・断熱性・収納方法 | 高い |
| 寝袋 | 最低気温・快適温度 | 高い |
| コット | 組み立てやすさ・高さ | 好み |
| ランタン | LED・明るさ・操作方法 | 高い |
| 調理用品 | 家庭用品で代用できるか | 後からでも可 |
テントは設営方法から選ぶ
初心者向けテントというと小型テントを想像しやすいですが、50代の場合は単純に小さいものを選べばよいとは限りません。
入口が低いテントでは、出入りするたびに腰を大きく曲げます。天井が低ければ、テント内で着替えるときも中腰になりがちです。
そのため、車で運べる範囲なら、室内高や入口の大きさも見てください。また、ポールを何本も組み合わせるタイプより、フレームが一体化したワンタッチ式などのほうが設営工程を減らせる場合があります。
設営工程の少ないテントや簡単設営モデルを比較してみるのもよいでしょう。
ただし、「簡単設営=自分に最適」とは限りません。私たちもテントを使ってきて感じたのですが、寝られる人数だけではなく、荷物を置いた状態で快適に過ごせる広さも大切です。
テントのタイプや選び方は、キャンプ初心者向けテントおすすめ|設営しやすいモデルの選び方で詳しく紹介しています。
チェアは座面の高さを見る
キャンプでは想像以上にチェアへ座っている時間が長くなります。食事をしたり、コーヒーを飲んだり、焚き火を眺めたり。だからこそチェアは価格だけで決めたくない道具です。
低いローチェアは地面に近く、ゆったりした雰囲気があります。しかし、深く腰を落とす形になるため、何度も立ったり座ったりする動作が気になる人もいるでしょう。
そんな場合は、座面が極端に低くないチェアを試してみてください。できれば店舗で実際に座り、そのまま立ち上がってみるのがおすすめです。
座面が低すぎないハイチェアや背もたれ付きチェアを比較すると、自分に合う高さが見つけやすくなります。
テーブルもチェアとの高さが合っているか確認しましょう。チェアだけ高く、テーブルが低いと食事のたびに前かがみになります。
マットとコットを惜しまない
寝具では、寝袋だけでなくマットも重要です。
発泡マット、インフレーターマット、エアーマットなど種類がありますが、車で運ぶのであれば収納サイズだけを最優先する必要はありません。
厚みのあるマットは荷物になります。そのかわり、地面の凹凸を感じにくい製品もあり、睡眠環境を作りやすくなります。
さらにコットを使えば、地面から少し高い位置で眠れます。ただし、コットの下には空気が通るため、寒い季節はコットだけで断熱できるとは考えず、マットを組み合わせる方法も検討してください。
コット・厚めのマット・使用気温に合った寝袋をまとめて比較すると、寝床全体を考えやすくなります。
ランタンは複数に分ける
キャンプ場は日が沈むと想像以上に暗くなることがあります。
大きなランタン1個だけでは、そのランタンをトイレへ持って行った瞬間にサイトが暗くなってしまいます。そのため、サイトを照らすもの、テント内で使うもの、移動するときに持つものを分けると便利です。
初心者ならLEDランタンが扱いやすいでしょう。火を使わず、スイッチで点灯できます。さらにヘッドライトが1個あると、両手を使って夜の片付けをするときにも役立ちます。
最初から全部買わなくていい
キャンプを始めると魅力的な道具が次々に目に入ります。しかし、初回から完成形を目指す必要はありません。実際に一泊すると、自分たちに必要なものがかなり見えてきます。
レンタルできる物は借りる
テントや寝袋などをレンタルできるキャンプ場もあります。大型用品を購入する前に一度借りて使ってみるのもよい方法です。
テントは写真だけでは広さを判断しにくく、寝具も実際に横にならないと好みが分かりません。「買ってから考える」より、「使ってから買う」ほうが失敗を減らせる用品もあります。
特にキャンプを今後どのくらい続けるか分からない段階なら、レンタルや手ぶらプランを活用すると始めるハードルを下げられます。
自宅用品で代用してみる
食器、箸、鍋、フライパン、タオルなどは、自宅で使っている物を利用できる場合があります。
キャンプ専用品で全部統一すると見た目はきれいですが、それだけ初期費用も増えます。また、一度しか使わない道具まで購入すると収納場所も必要です。
まずテント、寝具、チェア、照明などキャンプならではの用品から用意し、そのほかは必要になったときに追加していけば十分でしょう。
初回キャンプのあとに「使わなかった物」と「欲しかった物」をメモしておくと、2回目から荷物を減らしやすくなります。
50代初心者のキャンプ場選び
初キャンプでは、景色だけでキャンプ場を決めないほうが安心です。サイトまでの移動、トイレ、シャワー、売店など、滞在中の動きやすさも確認してください。
設備が整った施設を選ぶ
初回なら管理人やスタッフがいるキャンプ場が利用しやすいでしょう。
分からないことがあったときに確認できるほか、薪や飲み物などを販売している売店があれば、ちょっとした忘れ物にも対応できる場合があります。
トイレや炊事場だけではなく、シャワーや風呂があるか、その設備がサイトからどれくらい離れているかも見ておきたいところです。
夜に何度も坂道を歩いてトイレへ行くサイトより、設備へ行きやすいサイトのほうが最初はラクかもしれません。
平らなオートサイトを選ぶ
テントを張る地面も寝心地に関係します。
傾斜した場所では寝ている間に体やマットが低いほうへずれることがあります。また、大きな石や木の根がある場所では、厚いマットを使っても気になることがあります。
最初は比較的平らで、車を近くへ置ける区画サイトだと動きやすいでしょう。
到着したら、すぐ荷物を下ろすのではなく、テントを張る場所を歩いて確認します。大きな石や枝、くぼみなどを見てからテントの向きを決めると、あとで張り直す手間を減らせます。
過ごしやすい季節を選ぶ
初キャンプから真夏や真冬へ挑戦する必要はありません。
気温が比較的穏やかな時期から始めれば、暑さや寒さへの装備を減らしやすくなります。ただし、「春だから暖かい」「秋だから涼しい」と季節だけで判断するのは避けてください。
山間部や標高の高いキャンプ場では、昼間と朝晩の気温差が大きくなる場合があります。予約前と出発前に最低気温、雨、風などを確認しましょう。
初キャンプは予定を減らす
50代からの初キャンプでは、道具と同じくらい一日の予定が大切です。観光、料理、焚き火、温泉を全部詰め込むより、何もしない時間を残しておくほうが楽しめます。
明るいうちに設営する
キャンプ場へ到着したら、まずテントと寝床を完成させるのがおすすめです。
初めて使うテントでは、ポールの向きや差し込む位置で迷うことがあります。動画で見て分かったつもりでも、現地では「あれ、次は何だっけ?」となるものです。
暗くなると部品やロープも見えにくくなるため、初回は時間に余裕を持ってチェックインしましょう。
私たちはテント、寝床、ランタンなどを使える状態まで準備してから休憩するようにしています。そこまで終わると、ようやく「キャンプを楽しむ時間」に切り替えられます。
設営後はいったん休む
キャンプ場へ行く日は、運転、買い物、荷下ろし、設営と意外に動き続けます。
設営が終わったら、そのまま料理を始めるのではなく、一度チェアへ座ってみてください。飲み物を飲みながら景色を見るだけでも十分です。
👉オカのワンポイントアドバイス
キャンプへ来ると「あれもやりたい、これもやりたい」となります。でも、一番ぜいたくなのは何もしない時間かもしれません。設営後に座って夕日を眺める時間を最初から予定に入れておくのもおすすめですよ。
夕食は簡単な料理にする
初回から何品もキャンプ料理を作ろうとすると、設営が遅れたときに夕食まで遅くなります。
焼くだけのお肉や野菜、鍋、カレー、ラーメン、お惣菜などでも十分です。野菜を自宅で切っておけば現地の作業も減らせます。
料理を頑張りすぎて、ずっと調理と片付けをしているキャンプになってしまったら少しもったいないですよね。
翌朝は早めに撤収する
撤収は設営より簡単に感じますが、実際には寝袋をしまい、マットの空気を抜き、食器を洗い、テーブルやチェアを畳み、テントを乾かしながら片付けます。
そのため、チェックアウト直前までゆっくりしていると慌ただしくなります。
詳しい時間配分は、キャンプ初心者の1泊2日スケジュール|到着から撤収まで解説でも紹介しています。初回は特に余裕のある予定にしてみてください。
安全面で覚えておきたいこと
キャンプでは普段使わない火器や道具を扱います。難しく考えすぎる必要はありませんが、事故につながりやすい部分だけは最初に覚えておきましょう。
テント内では火器に注意する
テントは家の部屋とは違います。換気が不十分な場所で炭火、こんろ、燃焼式ランタンなどを使用すると、一酸化炭素中毒につながるおそれがあります。
消費者庁も、テントなど換気が不十分な場所では燃焼器具を使用せず、屋外の風通しのよい場所で使用するよう注意を呼びかけています。
(出典:消費者庁「行楽シーズン到来!安全にレジャーを楽しみましょう」)
「キャンプ用品だからテント内でも使える」と自己判断しないでください。火器や暖房用品は、それぞれの取扱説明書で使用できる場所を確認しましょう。
カセットボンベを高温にしない
キャンプでカセットコンロを使う人も多いと思いますが、ボンベの保管場所にも注意が必要です。
直射日光が当たる車内など高温になる場所では、カセットボンベを放置しないようにしてください。また、ボンベ部分を覆うほど大きな鉄板を使ったり、カセットコンロを並べて使用したりする方法も避けます。
(出典:製品評価技術基盤機構 NITE「カセットボンベ 爆発の威力」)
天候が悪ければ中止も選ぶ
予約したからといって、必ずキャンプへ行かなければならないわけではありません。
大雨、雷、強風などが予想されるときは、キャンプ場からの案内や最新の気象情報を確認してください。初めて使うテントを悪天候の中で設営するのは、普段より難しくなります。
キャンプは逃げません。天候が良い日に改めて出かけるという判断も、長く楽しむためには大切です。
50代から選びやすいスタイル
「キャンプを始める」と言っても、必ずテントを張る必要はありません。自分たちが何を楽しみたいのかによって、最初のスタイルを選んでみてください。
| スタイル | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| オートキャンプ | 車をサイト近くへ置ける | 荷物運びを減らしたい人 |
| デイキャンプ | 宿泊せず日帰り | まずキャンプを体験したい人 |
| コテージ | 建物内で就寝できる | テント泊がまだ不安な人 |
| グランピング | 設備が用意された施設が多い | 準備を減らしたい人 |
| 車中泊 | 車内を寝床にする | テント設営を減らしたい人 |
テント泊だけがキャンプではない
キャンプを始めたいと思うと、「まずテントを買わなければ」と考えがちです。でも、最初の一歩はもっと自由でいいと思います。
デイキャンプで外ごはんを楽しみ、次はコテージ、その次にテント泊という順番でも構いません。
設備が用意された場所で自然の中に泊まり、「外で過ごす時間が好きだな」と感じてから道具をそろえる方法もあります。
車中泊を組み合わせてもいい
ミニバンなど車内で眠れる車なら、車中泊を取り入れる方法もあります。
寝床を車内へ作ればテント設営を減らせるため、キャンプ場へ到着してからの作業を少なくできます。また、後からテント泊を始めた場合でも、天候などに応じて車を選べるのがメリットです。
車で眠る方法については、キャンプ初心者の車中泊入門|テント泊との違いと必要装備を解説も参考にしてください。
夫婦なら作業を分担する
夫婦2人でキャンプをするなら、一緒にすべての作業をするより、それぞれが担当する作業を決めたほうが進みやすくなります。
同時にできる作業を分ける
例えば、一人がテントを広げている間に、もう一人がチェアやテーブルを出す。テントが完成したら、一人が寝床を作り、もう一人がランタンや夕食用品を準備する。これだけでも待ち時間を減らせます。
大型テントでは、一人がポールを支えながら、もう一人が反対側を操作したほうが組み立てやすい場面もあります。
初回はお互いに手順が分からないので、思ったように進まなくても普通です。何回か使ううちに「次はこれだね」と自然に役割が決まってきます。
キャンプを作業だけにしない
道具をたくさん持って行くと、そのぶん設営と撤収する物も増えます。
テント、タープ、大型テーブル、複数の棚、たくさんの調理用品。並べれば立派なサイトになりますが、それらは最後に全部片付けなければなりません。
あなたはキャンプで何をしたいでしょうか。
道具を並べることが好きなら、それもキャンプの楽しみです。でも、夫婦で景色を眺めたり、焚き火をしながら話したりする時間を楽しみたいなら、持ち物を少し減らしたほうが満足できる場合もあります。
👉オトとオカのワンポイントアドバイス
私たちは景色のいいキャンプ場が好きなので、設営が終わったあとにチェアへ座って夕日や夜景を眺める時間を大事にしています。全部を完璧にやるより、「今回はこれを楽しむ」と決めるくらいがちょうどいいかなと思います。
50代初心者が避けたい失敗
キャンプを始めたばかりの頃は、便利そうな物を増やしたり、予定を詰め込んだりしがちです。ところが、それが初キャンプを忙しくする原因になることがあります。
道具を持って行きすぎる
「あると便利かも」と車へ積んだ物は、キャンプ場で一度降ろし、帰るときには再び積まなければなりません。
しかも帰宅後には、汚れた道具を拭いたり、濡れたテントを乾かしたりする作業が残ります。
初回は少し足りないくらいでも構いません。一泊してから「あれが欲しい」と思った物を追加していくほうが、自分のキャンプに必要な道具だけが残っていきます。
寝具を後回しにする
テントや焚き火台には予算をかけたのに、マットは薄い物で済ませるという選び方はおすすめしません。
夜に眠れなければ、翌朝の撤収や帰りの運転にも影響します。特に車を運転して帰宅する場合は、十分に休める環境を作っておきたいところです。
寝袋だけでなく、その下に何を敷くかまで一つの寝具として考えてください。
初回から予定を詰めすぎる
観光、温泉、豪華な夕食、焚き火、星空観察。せっかく遠くまで行くなら全部楽しみたくなります。
しかし、初回は設営だけでも予定以上に時間がかかるかもしれません。
そこで最初は「焚き火をする」「景色を見る」「ゆっくり食事をする」など、やりたいことを2〜3個ほどにしておくと余裕が生まれます。
何もしない時間まで含めてキャンプ。そう考えると、かなり気楽になりますよ。
50代キャンプのよくある質問
最後に、50代から初めてキャンプを始めるときに気になりやすい疑問へ答えます。
50代キャンプ初心者のよくある質問(FAQ)
Q1. 50代からキャンプを始めるのは遅いですか?
A. 年齢だけで遅いと考える必要はありません。車を横付けできるサイトを選ぶ、設営工程の少ない道具を使う、寝具を快適にするなど、自分に合った方法を選べます。最初から難しいスタイルへ挑戦せず、デイキャンプやコテージから始めても大丈夫です。
Q2. 50代の初心者はどんなテントを選べばいいですか?
A. 重量だけではなく、設営工程、入口の高さ、室内高、収納サイズを確認してみてください。車で運ぶなら、多少大きくても設営しやすく、中で窮屈になりにくいテントが使いやすい場合があります。夫婦2人なら定員表示だけでなく、荷物を置いたあとの広さも確認しましょう。
Q3. キャンプ用品は最初に全部そろえる必要がありますか?
A. 全部そろえる必要はありません。レンタル用品を使ったり、自宅の食器や調理用品を活用したりできます。最初はテント、寝具、チェア、照明などを中心に準備し、一度キャンプを経験してから不足した道具を追加する方法がおすすめです。
Q4. 初キャンプはテント泊とコテージのどちらがいいですか?
A. テント設営そのものを経験したいならテント泊、まず自然の中で泊まることを楽しみたいならコテージもよいでしょう。正解はありません。コテージやデイキャンプを経験してからテント泊へ進む方法もあります。
Q5. 夫婦2人のキャンプでは何人用テントがいいですか?
A. 「2人用」という表示だけで決めず、マット2枚と荷物を置ける床面積があるか確認してください。車で移動する夫婦キャンプなら、3〜4人用など少し余裕のあるサイズを選ぶ方法もあります。ただし、大きくなるほど重量と設営工程も増えるため、車への積載や利用するサイトの広さまで合わせて確認しましょう。
50代のキャンプ初心者まとめ
50代からキャンプを始めるなら、若い人と同じ道具やスタイルへ合わせる必要はありません。
無理を減らせばキャンプは続けやすい
大切なのは、できるだけ軽い道具をそろえることではなく、自分が一泊を気持ちよく過ごせる環境を作ることです。
車を横付けできるサイトを選び、設営工程の少ないテントを使う。立ち座りしやすいチェアを選び、マットやコットを使って寝床を快適にする。料理や予定も詰め込みすぎない。
これだけでも、キャンプの負担はかなり変わります。
- 最初はオートサイトやデイキャンプでもいい
- テントは重量だけでなく設営方法と高さを見る
- チェアと寝具には快適さを求める
- 初回から道具を全部そろえない
- 予定を詰めず何もしない時間を楽しむ
そして、テント泊がまだ不安ならコテージやグランピングからでも構いません。キャンプは「こうしなければならない」という遊びではないからです。
自分たちが無理なく楽しめる形を見つけること。それが50代からキャンプを長く楽しむ一番の近道かなと思います。
